羽毛について

羽毛と羽根布団の違い ダウンの割合が50%以上の布団を「羽毛布団」とし、ダウンの割合が50%未満の布団を「羽根布団」と区別されています。
ダウンとは ダウンとは、水鳥の胸元に生えている毛のことを指します。羽軸がなく、タンポポの綿毛のようなふわふわとした触り心地が特徴で、「ダウンボール」と呼ばれています。寒いときには広がって空気を含み、暑いときには縮まって空気を流すという性質があり、その優れた性質を生かし、軽量さと高い保温効果を実現しているのが羽毛布団なのです。
フェザーとは フェザーは真ん中に羽軸(硬い羽根の芯)があるのが特徴です。フェザーは大きく分けて2種類あり、水鳥の翼部分に生えている大きめの羽根を「フェザー」、腹部に生えている小さめの羽根を「スモールフェザー」と言います。一般的な布団ではダウンと混合してスモールフェザーが使われています。フェザーは弾力性のある形状で、この弾力性から、クッションや枕といった寝具にもよく使われていますが、羽軸があるため、ダウンと比べると、重く、保温性では劣ります。
お手入れの仕方 ご自宅の洗濯機で洗濯及び乾燥を行うと、生地や羽毛を痛める可能性や、ミシン目がないノンキルト加工のため、圧着している部分が剥がれてしまう恐れがあるため、布団クリーニング専門店にご相談下さい。また、弊社でもクリーニングを承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
天日干しはできない 天日干しをすることにより生地を痛める可能性があるので、直接的な天日干しは避けて下さい。外に干す場合は天気の良い日の日中(10時〜15時くらい)に、カバーをかけたまま、片面1時間程度を目安におすすめしています。また、風通しの良いお部屋に広げておく陰干しも効果的です。
グースとダックの違い グースはガチョウのことを指し、ダックはアヒルのことを指します。どちらも、羽毛布団に使われているダウンが採れる水鳥ですが、一般的にグースはダックと比較して体が大きく、より大きく上質なダウンボールを採取できるため、グースダウンを使用した羽毛布団の方が、高価格になる傾向にあります。
ラベルの違い 日本羽毛製品協同組合が発行しているゴールドラベルには「ニューゴールドラベル」「エクセルゴールドラベル」「ロイヤルゴールドラベル」「プレミアムゴールドラベル」の4種類があり、それぞれ「ダウンパワー」「ダウン率」「清浄度」「酸素計数」の品質基準があります。ラベルの違いで判断する場合には、「ダウンパワー」で判断することが大切です。
ダウンパワー ダウンパワーとは、羽毛にどれくらいのふくらむ力があるのかを数値化したものです。ふくらむ力が大きいほど空気をたくさん取り込むことができるので、ダウンパワーが高い羽毛ほど暖かく、軽く、吸湿発散性能が高いといえます。
ニューゴールドラベル→300dp以上
エクセルゴールドラベル→350db以上
ロイヤルゴールドラベル→400dp以上
プレミアムゴールドラベル→440dp以上
産地の違い 羽毛はより寒い地域や寒暖の差が激しい地域で採れた羽毛が高品質と言われており、代表的な産地がポーランド、ハンガリー、フランスになります。ただし、ヨーロッパで採取された羽毛でもその国内での地域(環境)や飼育方法により品質が異なるので、一概にヨーロッパの羽毛は良くて、その他の国(中国、台湾、ロシア等)の羽毛は悪いというような区別はできません。
安価と高級の
羽毛の違い
安価な羽毛と高価な羽毛の違いは、主に「羽毛の品質」「生地の素材」「構造」「清潔さ」にあります。高価になればなるほど、ダウンパワーが高いものになり、生地の素材には天然素材のシルクや超長綿を使用し、熱が逃げにくい構造を国内の職人の手で丁寧に縫製しています。また、国内で流通している羽毛は海外で洗浄された羽毛が多いですが、高級な羽毛布団は国内にて洗浄処理を行い、防臭抗菌防臭加工を施しています。
羽毛の上に
毛布はかける
羽毛布団は人間の体温を吸収して保温性を高める性質があるため、羽毛布団と体の間に毛布があると、その効果が遮断されてしまいます。そのため基本的には毛布は羽毛布団の上にかけてご使用下さい。ただし、毛布が吸湿発熱機能(吸着熱)があるカシミヤやシルクのような天然素材の場合には、羽毛布団の内側にかけてご使用することをおすすめします。
使わない時期の
保管方法
湿気は羽毛布団の大敵です。長期間補完する場合には、収納する前に充分に乾燥させてから、通気性の良い袋やシーツなどで包み、防虫剤を入れてから収納してください。。押し入れに収納する場合は、マットレスや敷布団を上に重ねてしまうと、ボリュームが損なわれてしまうこともあるので、羽毛布団は一番上に収納するようにしましょう。また、湿気やカビ対策として、シリカゲル入りの乾燥スノコを敷くことをおすすめしています。
羽毛が
出てきてしまった
高級な羽毛布団は羽毛が出にくい品質ではありますが、長年使用していると、どうしてもファイバーと呼ばれる小さい羽毛などが、生地が傷んだ部分や小さな穴から出てきてしまいます。そうなった時はそのまま引き抜くのではなく、側地の内側からつまんで戻してください。(外側から引っ張ると余計に出てくる場合があります)その後、羽毛が出ていた場所を羽毛布団補修シートでふさいでください。
それでも出てきてしまう場合には、お気軽に弊社までお問い合わせください。
圧縮袋には入れない 長期間圧縮してしまうとボリュームが損なわれてしまうこともありますので、圧縮袋に入れることはなるべく避けた方がいいです。

敷布団について

お手入れの仕方 人は寝ている間に約コップ一杯分の汗をかくと言われています。その汗により布団に湿気がこもるので、干すまたは布団乾燥機などでよく乾燥させてください。また、弊社でもクリーニングを承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
日干しはしないで 天日干しをすることにより生地を痛める可能性があるので、直接的な天日干しは避けて下さい。外に干す場合は天気の良い日の日中(10時〜15時くらい)に、カバーをかけたまま、片面1時間程度を目安におすすめしています。また、風通しの良いお部屋に広げておく陰干しも効果的です。
電気布団におねしょを
してしまった
中性洗剤(食器用)を溶かしたぬるま湯に浸した布を絞って、よく拭き取ったあと、充分乾燥させてください。
電気布団を使用してから
身体が怠い気がする…
使用後、人によっては一時的に湯当たり(温泉につかり過ぎて疲れたような状態)に似た症状が出る方もいます。その症状が不快に感じる場合には、1日または2日電気の使用を休んで、その後電気を入れる時間を、初めは短くして身体が慣れるにしたがって徐々に時間を長くするようにすれば、快適にご使用いただくことができます。
敷布団は
敷きっぱなし
畳や床にふとんを敷いている場合は、基本的に布団の上げ下ろしは毎日行ってください。特に湿度の高い梅雨時期や、寒い季節は布団内部と外気温の温度差により、敷布団の底面が結露しやすく、カビの発生に繋がります。上げ下ろしが困難な方は乾燥剤入りの除湿シートを敷くことをおすすめしています。
温熱や電位の効果 電位治療は「頭痛」「肩こり」「不眠症」「慢性便秘」の緩和、温熱治療は「身体の冷え」「神経痛・筋肉痛」「胃腸の働き」「疲労回復」に効果があると言われています。
パットを敷いた
温熱や電位の効果
パット自体に遠赤外線効果があり、厚みがある素材ではないので「温熱」の伝わりは問題なくご使用いただけます。また、湿気を持ちにくいので「電位」の伝わりも阻害することはありません。
電気が入らなく
なってしまった
元のコンセントまたはコントローラー部分のコンセントはきちんと挿入されているでしょうか?
きちんと挿入されている状態で電気が入らないまたは温まらない場合は、フリーダイヤルの「0120-29-3950」までお問い合わせください。
ペースメーカーが
入っている
原則としてペースメーカーや植込み型除細動器などの電磁障害の影響を受けやすい体内植込み型医用電気機器をご使用の方は使用を禁止しております。また、心臓病と診断され、日常の過度な運動を制限されている方はご使用しないでください。
持病がある 悪性腫瘍のある方、心臓に障害がある方、妊娠初期の不安定期の方、出産直後の方、体温38℃以上の方、安静を必要とする方、不整脈がある方、睡眠時無呼吸症の方、喘息の方、温度感覚喪失が認められる方、低温火傷をしたことのある方に関しては主治医と相談された上でご使用ください。

睡眠について

最適な睡眠時間は何時間でしょうか?
適切な睡眠時間は6~9時間が目安と言われていますが、体質や年齢などによっても変わるため、絶対的な基準はありません。朝すっきりと目が覚めて日中活発に活動できていれば、睡眠時間に関係なく、適切な睡眠がとれているといえます。反対に、日中強い睡魔に襲われる、休日遅くまで寝てしまう、いつでもどこでも寝られてしまうという場合は、日頃の睡眠時間が足りないというサインなので見直しが必要です。
睡眠が及ぼす影響
睡眠には、日中活動し続けてへとへとになった脳や体を休養させて疲労を回復する働きがあり、睡眠中は、傷ついた細胞を修復したり、病原体を退治する免疫物質をつくったりと、体のメンテナンスも行われています。また、日中に見たことや学習したことを脳に定着させたり、整理したりするのも睡眠の効果です。睡眠は、心身の疲れを癒やしてさまざまな機能を回復するために欠かせません。
休日にまとめて寝れば寝不足にはならない?
平日は仕事や家事に忙しく、週末になるとお昼まで寝続けてしまう。十分に眠ったはずなのに月曜日の体がだるい…。このように、休日にたっぷり寝て睡眠不足を解消しようとする行為は、平日と休日の就寝・起床リズムのズレ(ソーシャル・ジェットラグ)を生じさせ、体内時計の乱れを引き起こします。体内時計が乱れると、日中眠くなったり夜眠れなくなったりするだけでなく、倦怠感や集中力の低下、頭痛・目まいといったさまざまな不調を起こすようになります。
質のいい睡眠を取るためには?
①同じ時間に起きて太陽の光を浴びる(毎朝一定の時間に起きて朝日を浴びることで、体内時計の乱れがリセットされます。体内リズムが整うと寝付きが良くなります)
②きちんと朝食をとる(血糖値が上がって体内時計が調整されます。また、脳と体にエネルギーがチャージされると日中活発に動くことができ、夜の寝付きが良くなります)
③眠気がある時はお昼寝をする(日中どうしても眠くなってしまったら、10~20分程度の短い昼寝をするとすっきりします。30 分以上だと眠りが深くなり過ぎるので逆効果です)
④積極的に体を動かす(運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。体を動かして得られる心地良い疲れは、眠りにつきやすくするだけでなく、質のいい深い眠りへと導きます)
⑤適切なタイミングで入浴する(寝る1~2時間前までの入浴が効果的です。入浴で上昇した体温は、約1時間半後に急速に下がってくるので、このタイミングでお布団に入るとスムーズに深い眠りにつくことができます)
⑥入眠儀式を行う(毎晩決まった眠りのルーティーンを行うことで、それが条件反射となり、入眠スイッチが入りやすくなります。ストレッチ、読書、深呼吸など、続けやすくリラックスできることがおすすめです)
⑦決まった時間に寝る(睡眠のリズムが整って寝付きが良くなります。目が冴えて眠れないときは「そういう夜もある」「誰にでも起こること」と考え、過度に気にし過ぎないことが大切です
質のいい睡眠を妨げる行動は?
①寝る前の食事(胃腸の消化活動が睡眠を妨げてしまいます。食事は寝る3時間前までに済ませているのが理想です)
②夜間の激しい運動(交感神経が刺激されて興奮状態になるため眠れなくなります。寝る前は軽いストレッチやヨガで心身をほぐしてください)
③眠るための飲酒(アルコールは摂取しすぎると眠りを浅くするだけでなく、利尿作用があることから夜間頻尿を引き起こします)
④寝る直前のスマホやテレビ(ブルーライトなどの明るい光は睡眠誘発ホルモンの分泌を妨げます。床に就く1時間くらい前からスマホ、PC、テレビなどの使用を控えます)
⑤夕方以降のコーヒーやたばこ(カフェインやニコチンには覚醒作用があり、眠りを妨げます。就寝前は、コーヒー、紅茶、緑茶、栄養ドリンクなどの摂取は避けましょう)
質のいい睡眠のために必要な寝具は?
①枕(首や頭が立ち姿と同じような自然な位置になるように支える役割があります。ベッドマットや敷き布団と後頭部から首にかけてのすき間を埋めることが大切で、高さが合っていないと首や肩に負担がかかってしまいます。すき間の適正値は個人差があるため、自分の体型に合った枕の高さを見つけましょう)
②ベッドor敷布団(柔らかすぎると体が沈み、背骨が曲がりすぎてしまい熟睡できません。逆に硬すぎると骨に痛みを感じたり、血流が妨げられたりしてしまい、睡眠の質が低下してしまいます。適度な硬さは、仰向けに寝て横から見た時に、隙間がなく、背骨のS字の曲がり幅が2〜3cm{真っ直ぐな姿勢}になる硬さが、身体への負担がもっとも少なくなると言われています。
③掛布団(眠っている間は体から熱が奪われやすい状態になります。過剰な放熱による低体温は睡眠の妨げになるため、上から保温性のある掛布団を選びましょう。また、人は寝ている間に約コップ一杯分の汗をかくと言われており、汗を吸収する吸湿性と、放湿性も大切なので、吸湿性や放湿性に優れている羽毛布団がおすすめです)
レム睡眠とノンレム睡眠とは
レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われますが、身体はもっとも休まる時間です。一方、ノンレム睡眠では、大脳も休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされ、ノンレム睡眠は、脳の疲労回復のために重要とされています。
眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。眠りについてから1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。個人差がありますが、このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。睡眠の前半は、ノンレム睡眠の深い眠りが多く、後半になるにつれてレム睡眠が増えてきます。そして目覚めます。